高温多湿に観念して洗顔習慣をまじめに組み直した話

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私は元来、洗顔をそこまでまじめにやる人間ではありませんでした。ところが、近畿の夏の気候下で洗顔を適当にしていると、顔が絶えずベトベトして、集中力が大いに削がれてきました。

「もうだめだ、あぶらとり紙でもないとやってられない……」とまで考えて、私は思い至ったのです。今の住まいが、あぶらとり紙が名産品になるような地域であったということに……。

そんなわけで、「これはもう少ししっかり顔を洗うスキルを上げていかないとだめかもしれない」と観念したわけです。ところが、今回仮に少し高くて良いものを買ったとしても、続かなければ意味がない(私は未だに、洗顔習慣の弱い人間です)。

そこで、今回は以下のことに気をつけて、洗顔習慣づくりに関して躓きのないように、グッズと環境とを一式そろえました。

  • 洗顔ネットを買い直す。ただし、ぼんぼり型のものは(乾かしづらく取り回しづらいので)今回は買わない。三角形のものを買う。洗顔ネットは洗面所の近くにハンガーを引っ掛けて、風通しのよいところに置く。
  • 化粧水と乳液を買う。ただし、安くて入手難易度の低いものに絞ること。
  • 洗顔料は凝らなくてもよく、はじめは牛乳石鹸でもよい。ただし、評判の良いものであれば、追加で洗顔料の購入を検討してもよい。

その上で、「水洗顔洗顔ネットによる洗顔→(化粧水)→乳液」という手続きを守り、最低でも夜に1回、できれば朝晩二回、やるようにしました。

その結果、少なくとも湿度の高い夏場でも、不快な状態から脱出でき、とても助かっています。

ところで、自分のようにスキンケアに直接の関心がない人間でも、洗顔次第でこんなにも居心地の良さを作ることができる、ということに、なんとなく面白さを感じています。「美を直接目指さない、快の追求としての洗顔」というジャンルがありうる、という驚きがあったんですよね。「芸能人的な美への追求が特にないなら、洗顔は(バッド・ステータスが常態化しない範囲で)適当でいいや」という考えがどこかにありました。

この習慣づくりのついでに、今後相対的に美肌になってゆくと更におもしろいですけれど、そのあたりはCimCity的なシミュレーションゲームにも似た、もう少し気長なやり口が必要みたいで、ひとまず考えないことにしています。

ジャスミン茶×浄水ポット×大型水出しピッチャー

カロリーがなく、カフェインをそこまで沢山取らずに済み、口漱ぎにも使え、飽きがこない、その上でコストパフォーマンスのよい水分補給の手段を、ずっと探していました。

2017年04月中旬頃から週に70000歩を歩くようになり、その間の水分補給にコンビニのお茶を幾つか飲み比べ、そのうちどのコンビニにも売っている100円のジャスミン茶を固定で買うようになっていました。外に出ている時はそれでもう悩まなくなったのですが、家でジャスミン茶を飲む手段があまり整っていなかった。近畿の水道水がまずくて、そのまま蛇口から出した水ではお茶の味もあまりよくない。かといっていちいち沸かしていると、火を掛けている間にキッチンでのぼせてしまう(エアコンをつけっぱなしにできない場所ではそのくらいに暑い)。ペットボトルの水を通販で一気買いするのも、場所を取ってしまい、馬鹿らしい。

そこで、初期投資2000円くらいで美味しい水を作れるならと、浄水ポットを導入してみました。ポットで濾過した水は、ミネラルウォーターほどの美味しさとはいえないものの、本州の水道水独特のまずさは取り除かれています。その水を、茶葉袋を入れたピッチャーに注いで数時間冷蔵庫に置けば、それなりの味の水出しジャスミン茶を作ることができました。そのルーチンが確立した後、室内の飲水まわりはだいたいこれで凌いでいます。

ブリタの浄水フィルタの場合、(使用頻度にもよりますが、)おおよそ2、3ヶ月ほどで取り替えが必要になってきます。1個あたり1000円弱するフィルタで、そこを高いとみるか安いと見るかは意見が分かれそうです。自分の場合は「重たい水を運ぶ苦労」に金を支払っていると割り切りました。2ヶ月ぶん飲む浄水1000円分を、外に買いに行くわけでもなく室内に積み上げるでもなく、そのつど必要なだけ蛇口から確保し続けられるなら、それに越したことはない、という風に考えています。

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2017.06

生きています。

Twitter方針

まとまった記事や作品の宣伝のみRTをするようにしました。他は今でも(気に入ったり面白く感じたりしても)RTしていません。
生活に関するこまごまとしたことは再び書くようになりましたが、それ以外は手元の書き置きにとどめています。時事については相変わらず距離を置いています。

近況

 近畿で某仕事の手伝いをしていました。現在は半分農閑期みたいなものですが、また夏以降から忙しくなると思います。
 ただ、この仕事だけでなく、自分の今後の売りになることも同時に並行して積み上げ(直し)てゆかなければならいことは自他共に見解の一致するところで、その点の作戦をあれこれと練る体力、もう一段階くらいの思考の鋭さが、欲しいところです。
 春先に東京に遊びに行った時にはミュシャ「スラブ叙事詩」展、バベルの塔展、茶碗展、大映自然史博物館展を見るために歩き回っていました。特にミュシャのスラヴ叙事詩はよかった。佐藤亜紀『小説のタクティクス』*1に書かれた「顔」の論が、(モダンアートの文脈というより、三浦篤『まなざしのレッスン1 西洋伝統絵画』*2において整理された西洋伝統絵画の手法の延長線上で、しかし物理的にも iconic にも大規模に、)試みられていた、と整理することができるかと思います。つまり、汎スラヴ主義を表現において実現するために、ミュシャは民衆の「顔」のことを見落とさなかった、そのように私は見たのでした。このあたりの話はいつか整理したいと考えています。

 観光らしき地点も概ね周りました。色々良いところはありますが、特に建仁寺広隆寺天龍寺大覚寺等持院、観智院(東寺北部)、上賀茂神社、西村家住宅、比叡山延暦寺、本能寺宝物殿、慈照寺銀閣寺)の“東求堂”、大将軍八神社宝物殿、蹴上インクライン南禅寺水路閣伏見稲荷、あたりは、数日の旅行でどこに行くと良いか尋ねられた時には優先的に推したいところです(ただし比叡山は移動に一日を消費してしまいがちなので、そこだけ難点ですが)。市内から出て近畿圏全体で良かったのは奈良では橿原神宮神武天皇陵、法隆寺、大阪では国立民族学博物館。神戸もこないだようやく、幾つかマイナーどころ含めて見て回ることができました。
 
 観光地として率直にはお薦めし難いものの、一度見ると忘れがたいものとしては、鞍馬寺(宝物殿の最上階最奥)、西本願寺の講堂内パイプ椅子の並び、そして妙心寺の「寺町」的な広さ、を挙げたい。下鴨神社の周辺で見た葵祭も、現代なりの背景を知った上で見ると何とも妙な気持ちにさせられました。また、個々は素晴らしいかもしれないにしても、なんとも好きになれないままなのが、大徳寺。茶器は好きになってきたものの、茶面の本拠地とはうまくやっていけそうな気がしません。

 飲食関連では、鶴屋吉信、老松、三条まどべ、フロマージュ・ド・ミテス、イノダコーヒー本店、エレファントファクトリーコーヒー、ミール・ミィ、cafe 1001、三木鶏卵、すき焼きキムラ、播磨屋、立ち飲みカドヤ、桃花春、猪一、Flip up! Bakery、にしむら珈琲本店(神戸三宮)、お酒の美術館、551蓬莱イートイン@伊勢丹京都店B2F、天下一品本店、伯楽家常菜、などが良いと思ってます。

今年度も、あまりパッとした活動はできないと思いますが、今できることを続けて行きます。