Kyotographie / 京都国際写真祭2026 感想(KG+含む)〔書きかけのまま公開開始&更新中〕

今回の記事は、投稿直後は単なるリストになっています。
昔のブログ時代では許されなかった(今でも別に許されちゃいないだろうが)生煮えどころか料理すらしていない状態ですが、そのうちBluesky等で書いた内容をランダムに切り取って増やしていきます。更新されなくなった時がこの話題の終わりということでどうか一つよろしく。
というかリストアップするだけで満足して終わることだって多いんだよ。それで全勝ち。あとは victory game です。

Kyotographie〔キョートグラフィ〕 / 京都国際写真祭 および KG+とは

〔書きかけ〕

www.kyotographie.jp
kgplus.kyotographie.jp

今年はどのくらい巡ったか

まず、キョートグラフィ全体の展示数が約1ヶ月間にどれだけあるか、数えてみました。
その日だけのイベント等を省いたとして、239展示でした。
私は04月から計画的に練り歩いてみたものの、前半は私的トラブル続きで出かけられない日も多かったため、最終的には180前後(展示数)あたりに収まる予定です。
どこかに滞在していた時、「210展示くらいは見ましたね」「いやいや私が180展示くらい回った時に既に200超えの人も居ましたからという謙遜カメラおじさんの声も遠くから聴こえたことがあり、上には上がいるものだなと思いました。

docs.google.com

記号 意味 COUNTIF
行った 176
× 見逃した 57
? 未確定(開催中のため) 5

〔書きかけ〕

今年のメイン展示で良かったところ

〔書きかけ〕

  • M04: アントン・コービン(Anton Cotbijn)@嶋臺ギャラリー〔烏丸御池〕
  • M07: ジュリエット・アニェル(Juliette Agnel) @有斐斎弘道館〔京都御所・西〕
  • M13: イヴ・マルシャン と ロマ・メェッフェル(Yves Marchand and Romain Meffre) @重信会館〔東本願寺・東〕

KG+ (Kyotographie Satellite)で良かったところ

〔書きかけ〕

  • 06: Shengzhe「東へと流れる舟に揺られて」@COHJU(江寿)
  • 24: Erick Rosa and Lucas Mayer (feat. Iris Fuzaro). 「7日 × 7年」@京都四条半
  • 26: もりた ゆり「Pale Blue Dot」@GALLERY GARAGE
  • 45: 鉾井喬「風を望む Windgraph Iceland」@ベクソンアーツ東山
  • 55: 肥後亮祐「esquivalience」(in 「写真と版画 #02 “境界に浸る・光の肌理”」)@hatoba cafe
  • 59: 馮君藍〔Stanley Fung / Fung, Junran〕「微塵聖像」@Seisodo Studio
  • 84: 浜中悠樹「ゆらぎ -かたちのないカタチ-」@黒のギャラリー京烏
  • 93: 西村勇人「Mounds 2025–26」@ヴォイスギャラリー
  • 97: 劉胤廷〔Liou, Yinting〕「北へと」 @studio Biga
  • 101: 前谷康太郎「Translations」@UNDER CURRENT
  • 111: 小山真由子「香煙静」@サンガインセンス
  • 112: 柳原美咲「ゆ場」@バイカルカフェ&バル 京都駅店
  • 131: 賴弘洲〔Joseph Hon Chowlai〕「対比の中の調和」@同時代ギャラリー
  • 143: すばる「Diffusion」@マールカフェ
  • 161: 千代田路子・木下勝弘「石とゆき交う」@妙心寺 退蔵院
  • 167: 佐藤純「フランスのロマネスク美術写真展」@妙心寺塔頭 龍泉菴
  • 168: akemori hirokazu「Still life」@casse-noisette
  • 181: 荒木マサヒロ「奄美の星空 〜 100年後のこどもたちに 〜」@THE GATE HOTEL 京都高瀬川 by HULIC
  • A06: ソ・ミンギョン「The Gestures」@くろちく万蔵ビル
  • A08: キム・ウンジュ「Unhealed Light」@くろちく万蔵ビル

KG+で場所としても興味深かったところ

〔書きかけ〕

  • 写真ギャラリー & 写真集カフェ 芥
  • Feel Records 京都はなれ店 ギャラリーにかい
  • THE TERMINAL KYOTO
  • 落散 京都
  • アニエスベー カフェ 祇園店
  • ル ラボ 京都町家
  • TUNE STAY KYOTO
  • MOGANA
  • casse-noisette
  • 百万遍知恩寺 瑞林院
  • 吉田寮食堂
  • 京都大学熊野寮
  • もみじ鍼灸院
  • 余波舎 / NAGORO BOOKS
  • マガザンキョウト

京都市銭湯+公衆浴場2026年版のリストを作成しました

2026年春の時点までに営業が確認できている、京都市内外の銭湯店舗(ただし、スーパー銭湯は除く)のGoogle スプレッドシートを、全体公開で共有します。

docs.google.com

どうしてこんなものを作ったか

作成経緯とその意図は以下の通りです。

  • 2016年から京都を拠点に暮らしている中で、名銭湯の数が多いことに気づき、2020年頃までに意識して何十軒も巡っては店舗ごとの良し悪しを比較していた時期があった。
  • ところがここ10年の間に、かつて高く評価していた名銭湯が次々と閉店をしており、行ける店舗の状況が記憶と大きく様変わりしてしまっていることに気づいた。
  • 2010年代よりさらに過熱するサウナブームや、相次ぐ燃料費の高騰など、更なるネガティヴ要素もありはする。しかし依然として京都の銭湯文化は、健康を兼ねた娯楽としてなお興味深い。
  • そこで、行けていないところも含めて可能な限り巡り直してみようと、2026年春の時点までに営業が確認できる銭湯をリストアップしてみた。*1
  • 自分は自分でこのcsvの私家版をさらに編集して勝手に銭湯を巡り歩くので、各位も好きに使ってください。京都にそこそこ長くいる人や、京阪神に旅で長期滞在する予定がある人に、「銭湯めぐりもいいかもよ」とひとこと添えて再共有してあげてください。

閉店情報

「田原湯」と「軍人湯」が2026年03月に閉業していたとBlueskyで教わりました(情報提供ありがとうございます)。
田原湯は行ったことがあるものの、軍人湯は行かずじまいで終わってしまいました。
「源湯」や「加茂湯」のように、経営再生プロジェクトにより奇跡的に蘇ったところもあれど、多くはそのままひっそりと潰れてしまいます。
かつて壬生にあった「盛好湯」、四条大宮にあった「錦生湯」など、素晴らしい設備と入念な手入れにより成り立っていたであろう素晴らしい体験の場が次々と損なわれていくことに、特に何もすることができず、ただただ残念です。せめてこのリストを活用したくなるような条件が揃っている方に、少しでも現在の京都銭湯に通ってくれることを願っています。

*1:京都府公衆浴場業生活衛生同業組合(京都銭湯)が刊行する2026年初頭版のパンフレットを参照した。ただしcsv作成に当たってはスキャナおよびGemini AI を利用して書き起こしており、ミスの点検は完全ではない。あくまで非営利の参考資料として利用されたい。

樋口直哉の「最高の焼きそば」レシピ(2019)に関する註釈

2025-02-03に作成した樋口焼きそば2019再現レシピ

料理研究家樋口直哉さんの名作レシピ記事に「最高の焼きそばの作り方」というものがある。
2019年の記事で、もう6年近く前のものになるが、今読んでもその求道のプロセスに感動させられる。*1

note.com

ところが惜しむらくはこの記事、参照用レシピとしては無視できない欠点がある。「最高の焼きそば」に至る思考の路程を活写した記事ではありつつ、その成果物であるところのレシピ本体については、実は明示的に書き切れていない。よくよく読めば正しくレシピを再現することができるのだが、実際に「どのタイミングで」「何を、どのくらい合成して」「どのタイミングでそれらを投入するのか」についての情報が、曖昧なままになっているのだ。

そこで、私が実際に、この6年前の名作レシピを先日*2再現した際に、終盤のレシピの記載を再構成したノートを共有する。このノートだけを見ても「樋口直哉の焼きそば2019」を再現することはできるし、本人の公開レシピより再現が容易になっている自負はある(そもそもそうした用途のために必要に駆られて作ったのだから)。それでもこのレシピとは別に、本人の原文を頭から通して読んでから、その心意気を垣間見た状態で作り始めることを推奨する。

▼「最高の焼きそば」(樋口2019〔原著〕;tricken 2025〔註釈〕)

レシピ記法に関する注意点:

  • 明確に原文に不足していると感じる要素だけ、青字で強調している。
  • 分数は適宜小数点に書き換えている。
  • 分量の単位がグラムであることが自明な具材については、材料一覧でのみgを明記し、レシピ本編ではgを省略して単に数値のみ記載している。
  • 「大さじ」「小さじ」は以下の略語で書き換えている。
    • 「大さじ」:ts (Table Spoon の略)*3
    • 「小さじ」:s(tea Spoon の略)*4

材料一覧(調達するときはここを見る)*5

  • 具材類(野菜・肉・麺など)
    • もやし:100g
    • キャベツ:150g
    • 玉ねぎ:1/4個(60g〜80g相当)
    • 豚バラ肉:80g
    • 袋麺:2袋
  • 調味料類
    • ラード:大さじ1
    • 天かす:30g
    • ウスターソース〔※野菜炒め用〕:大さじ1
    • 醤油〔※野菜炒め用〕:大さじ1/2
    • 中濃ソース〔※焼きそば炒め用〕:大さじ2
    • 醤油〔※焼きそば炒め用〕:大さじ1/2
    • 砂糖〔※焼きそば炒め用〕:小さじ1
    • 胡椒:適量
  • トッピング類
    • 鰹節:適量
    • 青のり:好みで
    • 紅生姜:好みで
    • 中濃ソース〔※最後に追いソースする用〕:適量

調理手順

(1) 2つのソース準備セクション:

以下の配合で2つのソースを作成しておく。野菜炒め用がウスターソース、肉・麺炒め用が中濃ソース、と使い分けてそれぞれ調合していることに注意が必要だ。*6

  • (1a) 野菜炒め用混合ソース:ウスターソース(ts1)+醤油(ts0.5)
  • (1b) 後で焼きそばを焼き付ける際に掛ける混合ソース:中濃ソース(ts2)+醤油(ts0.5)+砂糖(s1)
  • ※仕上げに掛ける分量外のソースは、単に中濃ソースを追いソースとして掛けるだけなので、事前準備の必要はない。*7

(2) 野菜炒めセクション:

  • フライパンを強火にかけてラード(ts1)を溶かす。
  • キャベツ150+玉ねぎ60〜80+もやし100を一気に炒める(熱が回復するまで触らない)。
  • 片面加熱のイメージでひっくり返したら(1a) の野菜炒め用混合ソースを投入。
  • 全体を和えてからボウルに開ける。

(3) 肉&麺炒めセクション:

  • 袋麺2袋を電子レンジ20秒で温めておく。
  • フライパンを弱火にかけて豚バラ肉80を炒め始める。このとき、分量外の塩コショウを入れても良い。
  • 豚肉にある程度火が通ったら、滲み出てきた脂で先ほど温めた麺を焼く。火加減は弱火のまま。
    • 豚肉が焦げそうになったら、麺の上に避難させ、さらに焼く。
  • 麺の水分量が減ってきたら裏返して、ここで(1b) の肉・麺用混合ソースと天かす30を加え、箸で混ぜる。
    • 20秒ほどで麺に絡む。

(4) 中間素材の合成:

  • (2) の野菜炒めセクション終わりでボウルに開けておいた野菜系の中間素材を、再度フライパンに戻す。
  • 火を止めて混ぜる。

(5) トッピング:

  • 器に盛り付ける。
  • 鰹節をかける。
  • 中濃ソース(分量外)を少しかける。
    • この時にかけるソースはブルドッグではなく、甘味の効いたソースの方が推奨される(樋口はトリイソース中濃を使用)
  • ほか、青のり・紅生姜を上から好きなぶんだけ掛ける。好みにより、必要なければ省略してもよい。*8

▼追記:書籍レコメンド

このレシピの元になった樋口直哉さんは、現在科学料理マンガ『ヤンキー君と科学ごはん』の食事監修をしています。知識漫画としても、青春漫画としても面白く、おすすめです。2025-01-29の最新回は「ステーキ肉を焼くにはまず袋に入れた肉を40℃のお湯に5分間漬けて温度を上げておく」といった所から開始しています。

tonarinoyj.jp

また、焼きそばといえば、塩崎省吾さんの以下の2冊が、近代日本の食文化に関する知的好奇心を満たしてくれ、おすすめです。

*1:この記事の基本線は、(1)「粉末ソースで作るより液体ソースで作る方がいいよ」という提案で構成されている。ところが続けて、(2)「ソース焼きそばの理想の味を決めるのは実は醤油」であると解き明かし、かつ実作に至って (3)「野菜を炒める際に採用するソースはウスターソースで、麺と肉を炒める際に採用するソースは中濃ソース」にまで至るくだりを読んでいると、単にレシピ記事以上のなにかのholicな印象を読者に与える。この鬼気迫る内容を、2024年連載開始の限界グルメOL漫画『限界OL霧切ギリ子』のグミと豚キムチの回(第14話)に例えたかぎろいさんのBluesky投稿でこの記事のことを思い出し、2025年02月の実作に至った。

*2:2025-02-03

*3:海外レシピでは一般に tsp. や tbs. などと略されることが多いが、ここではさらに短縮している。

*4:海外レシピでは一般に ts. と略されることが多いが、ここではさらに短くしている。

*5:個人的には、「買い物で材料を調達する時」と、「セクションごとに食材を投入する時」とで別々のリストを準備しておくことが多い。しかし今回は買い物用のレシピと割り切って並べた。樋口レシピ原文と違い、具材→調味料→トッピングの順序で並べ替えている。

*6:樋口2019原文では「2つのソースを作る」ことまでは明示されているが、それぞれの正確な分量、および正確な形・正確なタイミングを記載しきれていない点がある。

*7:ここまで青字で強調した3種のソースの区別とその配合、そしてこの後に出てくる投入タイミング、このすべてを明確に読み解くところが、樋口2019原文の核の部分であり、理解に至った瞬間に凄み、いや狂気さえ感じるところである。

*8:個人的には、紅生姜はあったほうがよい。今回のレシピとの相性が良い。