辞書について:日本語,英英,英和を中心に
(最終更新:2015.11.16)
※本記事は投稿した日に情報が完備された事を必ずしも保証しない、未完成の記事です。
特に宣言なく更新されることがあります。
▼更新履歴
日付 | 更新内容 |
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2017.01.17 | 『精選版 日本国語大辞典』iOS版が物書堂からリリースされた点を追記。 |
2015.11.18 | (1) 米語辞典事情や英英辞典比較についての注釈を多数追加。(2) 古い版のうち、著作権切れの書籍について幾つかURLなど注釈を追加。 |
2015.11.16 | 日本語アクセント,日本語-中辞典,英語発音の項目を更新。(2) 英英-中辞典 に4項目ほど記事を拡充。 |
2015.11.15 | (1) 英文法書のレビュー本文を作成。(2) 日英各種辞書についての項目を作成。 |
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▼辞書の分類と、その使い方:{日本語,英英,英和}×{大辞典,中辞典,小辞典}
{日本語,英英,英和}と{大辞典,中辞典,小辞典}という3×3の区分を行い、その上でそれぞれの効果について論じる、という手順を践みます。*1
また、競合カテゴリで特に推奨するものについては、評価が高くとも書名として省いている時があります。
また、他の方の辞書選択について、参考になりそうなものをリンクとして挙げておきます。*2
さらに、広告付きWebサービスや広告付きアプリなどについて、たとえ無料であっても、紹介を適宜省略することにしました。なぜかといえば、紙にせよ電子版にせよ、「引きたい時に、誰にも邪魔されず欲しい答えにたどり着ける」という環境を阻害するような辞書を辞書として評価することに躊躇いを覚えるためです。*3
最後に、紙と電子版どちらがよいかという議論には特に関与しないことにします。自分自身、紙の辞書が良いケースと、電子版で引きたい時と、局面がバラバラであり、最適の正解というのがないためです。*4
▼ 辞書に関する3×3表
区分 | 日本語 | 英語(英英) | 英語(英和) |
---|---|---|---|
大 辞 典 |
『日本国語大辞典』(&『精選版 日本国語大辞典』), 『大漢和辞典』(&『広漢和辞典』) |
Oxford English Dictinonary (OED, 2e, 1989), Shorter Oxford English Dictionary (SOED, 6e, 2007), Webster's Third New International Dictionary, Unabridged (WTNID, 1961), |
|
中 辞 典 |
『大辞林』(3e, 2006-) 『広辞苑』(6e, 2006) 『大辞泉』(2e, 2012-) |
Merriam-Webster's Collegiate Dictionary (MWCD, 11e, 2003) , The American Heritage Dictionary (AHD, 2011,5e), Oxford Dictionary of English (ODE, 3e,2010), Webster's New World College Dictionary (WNWCD, 5e, 2014)*5 |
『リーダーズ英和辞典』(3e, 2012) × 『リーダーズ・プラス』(2000)*6, 『ランダムハウス英和大辞典』(2e, 1993), 『研究社新英和大辞典』(6e, 2002), 『英辞郎』(v146, 2015) *7 |
小 辞 典 ・ 学 習 辞 典 |
『新明解国語辞典』(7e,2011) 『岩波国語辞典』(7e, 2011) 『三省堂国語辞典』(7e, 2013) 『明鏡国語辞典』(2e, 2010) 『角川新字源』(2e, 1994) |
Oxford Advanced Learner’s Dictionary (OALD, 8e, 2013), Longman Dictionary of Contemporary English (LDOCE, 6e, 2014), Collins COBUILD Advanced Learner's Dictionary (CCALD, 8e, 2014) |
『アンカーコズミカ』(2007), 『ウィズダム英和辞典』(3e, 2012), 『ジーニアス英和辞典』(5e, 2014) |
※追加の表:
日本語 | 英語(英英/英米圏出版物) | 英語(英和/日本語圏出版物) | |
---|---|---|---|
結 合 語 |
『てにをは辞典』 | Oxford Collocations Dicitonary for Students of English (COD, 2e, 2009) | 『英和活用大辞典』 (2e, 1995) 『小学館 オックスフォードコロケーション辞典』(2e邦訳, 2009=2015) |
語 源 |
(日本国語大辞典系+漢和辞典類) | The Origins of English Words (Shipley 2001), The American Heritage Dictionary of Indo-European Roots (3e, 2011), Origins (Partridge 2008), |
『英語語義語源辞典』(2013), 『英語語源辞典(縮刷版)』(2013), 『シップリー英語語源辞典』 (2009邦訳) |
類 語 |
『角川類語国語辞典』(8e, 1985)*8 | Roget's 21st Century Thesaurus (3e, 2005)*9, Oxford Paperback Thesaurus (4e, 2013) |
|
古 語 |
(日本国語大辞典の語源欄) 『旺文社 全訳古語辞典』(4e, 2011) |
(ラテン語/フランス語/OEDの語源欄) *10 | |
発 音 |
『NHK日本語発音アクセント辞典』(2e, 1998) 『新明解日本語アクセント辞典』』(5e? 2012) |
『オバケの英語』(2e, 2015), 『日本人のための英語発音完全教本』(2012) |
|
語 法 ・ 書 法 ・ 表 現 |
『記者ハンドブック』(12e, 2012), 『日本語の作文技術』(新装版, 2005) |
The Elements of Style (4e, 1999)*11, On Writing Well ( 30th Anniversary Ed., 2006), The Associated Press Style Book (2015) *12, The Chicago Manual of Style (16e, 2010) *13 |
『英語語法レファレンス』(柏野 2010) |
以下、表に列挙した順に解説を加えてゆきます。
▼『日本国語大辞典』『精選版 日本国語大辞典』【日本語-大辞典】
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[asin:4095219513:detail]
【2017年01月追記】
物書堂より、『精選版 日本国語大辞典』iOS対応版がリリースされた。
リリース記念4800円(2017年01月31日まで)、通常価格7,800円。
また、漢語・古語のうち、大漢和に属する辞書として、以下の2種類の漢和辞典の存在はぜひ存在だけでも知っておきたい。
▼『大辞林』『広辞苑』『大辞泉』【日本語-中辞典】
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[asin:400080121X:detail]
[asin:4095012137:detail]
特に『大辞林』『大辞泉』は、電子アプリ化・Webサービス化などデジタル化の潮流にも対応している(広辞苑も電子書籍端末に搭載されるなどの展開をしているが、アプリ版は少ない)
www.monokakido.jp
[asin:B00GAWS0M2:detail]
[asin:B007IX850Y:detail]
▼ 『新明解国語辞典』『岩波国語辞典』『三省堂国語辞典』『明鏡国語辞典』『角川新字源』【日本語-学習辞典】
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[asin:4000800469:detail]
[asin:4385139261:detail]
[asin:4040108043:detail]
▼Oxford English Dicionary / Shorter Oxford English Dictionary (OED & SOED) 【英語-大辞典-イギリス英語】
▼Webster's Third New International Dictionary (Unabridged) 【英英-大辞典-アメリカ英語】
▼ MWCD, AHD, ODE, WNWCD【英英-中辞典】
ネイティヴの大学生・実務家・研究者等が参照しても使用に耐えるものが、大体このあたりになります。冒頭の表で同じランクとして揃えているように、日本語ネイティヴにとっての『広辞苑』『大辞林』のような位置づけとなっています。
ちなみに、(中辞典と学習辞典共通で)英英辞書を評価する際によく言われることとして、2つほど留意する必要がある項目があります。
【「定義語」の範囲選択が何語であるか】。たとえばLongman系は2000語、OED系は3000語という括りがあります。そのため、同じくらいの語彙収録数のものを比べても、Longman系とOED系とで定義の説明語彙に使うことばが全く違ってくる、というようなことがしばしば起こります。好みは人によりますが、ともあれ遭遇する単語ひとつひとつを引いた時にどの程度の語彙水準を期待するかということに関わる編纂方針ですので、注目しておいて損はないでしょう。*19
【「定義文」がフレーズにとどまっているか、フル・センテンスであるか】。フル・センテンス(full-sentence)であるとは、日本語文で言うと「Xとは、Yである。」式の記述を行っているということです。これを英英辞書業界でいち早く取り入れたのが Collins COBUILD の第1版 (1987) *20 だったようです。*21 したがって、ある程度詳しい辞典とは別に、COBUILD 式のフルセンテンスの定義を自分が欲しているかどうか、という観点も、頭の片隅に入れておくとよいかもしれません。語義が「一文」で記述されているのか、それともそれより小さい単位である「節」や「句」の範囲でしか書かれていないか、という違いは――たとえフルセンテンスで書かれていない方が辞書として普通であるとしても――大きな違いとなっています。
[asin:0553583220:detail][asin:0199571120:detail]
[asin:0028631196:detail]
中型の英英辞典については、学習英英語や学習英和辞典ほどではないにせよ、ビジネス英語やアカデミック英語等でnon-nativeとして実務に接する方々に一定度のニーズがあり、実際に購入を検討されている方も多いかと思います。
ところで、その上で、別途、英英中辞典について気をつけておきたいことが4つあります。先ほどは中辞典と小辞典共通で留意したい点を2つほど述べましたけれども(【定義語の範囲選択】と【フルセンテンス式】であるかどうか)、それ以外にも、中辞典の編纂方針を分けている、(しばしばわかりづらい)基準が、幾つかあるのです:
(1) 【OED と ODE の違い】(OED系の区分)。 ODE (=Oxford Dictionary of English) は、有名な英語大辞典であるOxford English Dictionary (OED) とは全く異なる辞書であるというのは、ややこしいながらも重要な区別です。OEDは大辞典、ODE *22 が、一冊の本としては世界最大級の *23 英語中辞典となります。なお、ODE は、伝統的な語彙収集法によって編纂された OED シリーズと異なり、OED の組織母体が独自の「コーパス」(=コンピュータ処理が可能なように収集された、個々の言語における用例データベースのこと*24)を元に新しい辞書編纂プロジェクトを立ち上げた結果、1990年代末に出来た辞典です。OED と出自が違うというのは、要するにコーパス利用を経由しているかそうでないかということになります。*25
このようなOED系の細分化の歴史についてはわかりづらいため、以下のようにマインドマップにまとめてみました。
(2) 【英語ネイティヴ向け中辞典】という需要が、ノン-ネイティヴ向けの辞典とはべつに存在すること。たとえばMerriam-Webster Collegiate Dictionary (MWCD) や American Heritage Dictionary は「米語」の中辞典であり、イギリス英語を厳密に調べてゆく際には必ずしも参考になりません。
イギリス英語の界隈でも、独特の文脈があります。20世紀終盤までは〔主に〕英国内において重要な地位を占めていた Concise Oxford Dictionary (COD) も、第10版から OED ではなく、先述した ODE を根拠としはじめました。つまり COD 9e (1990) と COD 10e (1999) との間に ODE 1e (1998) という新しい波が出てきたために、語釈のノリが大きくかわってしまったわけです。その上で、CODの名を関する最新のCOD、COD 12e *26 は、ODE 3e *27 より小さい、ノンネイティヴ-イギリス英語-中小辞典、という趣になっています(それでも英英辞典としては分厚いですけど)。しかも、先ほど言ったように、COD 10e 以降は特に OED を参照しているわけではなく、 ODE の大本にあたる語釈を参照しているわけですから、「なら ODE 3e でいいじゃん!」と言うことになります。*28
(3) 【機関指定の中辞典】というジャンルがあること。 たとえばWNWCD (= Webster's New World College Dictionary ) がそうです。 WNWCD は、AP通信社ほか、英語圏の著名な新聞社の記者ハンドブックにおける指定辞書となっています。*29名前、辞書としての規模感(大きめの中辞典)、そして冒頭に付いている名前まで含めて*30 Merriam-Webster Collegiate Dictionary (MWCD) と似通っているものの、辞書の位置づけは多少異なる辞典です。どこまで実質的な違いがあるかはさておき、Collegiate が米国ネイティヴ向け、WNWCD が比較的ノンネイティヴ向けに作られているようです。
そして、先ほど紹介した COD も、この「機関指定」の側面から見れば、極めて重要な意味を持ちます。なぜなら2015年現在、COD 12e はUnited Nations(つまり「国際連合」)の指定辞書になっているためです。*31 WNWCD にせよ COD にせよ、中型辞書というものが単なる調べ物として用いられるのではなく、ある組織の言語使用におけるスタイルガイド、より比喩的に言えば“ルールブック”として*32編纂されている側面もある、ということになります。*33
Webster についても、元々のWebster 氏が作った辞書に基づくものと、その後のMerriam-Webster各種との違いが若干わかりづらいため、以下のようにマインドマップにまとめてみました。*34
(4) 【歴史的原理】を採用しているかどうかという違い。中辞典以上の辞典を使う際に気をつけたいのは、編纂方針において二大潮流があり、同じ価格帯でもどちらの編纂方針を採るかによって、項目の作られ方が全然違ってくる、ということです。
細かい話はいろいろな議論があり、その議論の経緯は本稿では省きます。その上で、
- ある語彙の項目を、「現代英語(Contemporary English Usage)頻度順」に並べるアプローチ
- ある語彙の項目を、「(廃れたかどうかにかかわらず)歴史的成立順」に並べるアプローチ【歴史的原理】*36
の2つがあるわけです。
そして、ややこしい話になるのですが、実は最終的に詳細さの面で勝るのは、後者のアプローチなのです。たとえば20巻本である OED は、私達が「辞書」を想像した時に思い出すような書き方ではない、極めて煩瑣なやりかたで、語釈を整理しています。*37また、本記事冒頭で紹介した『日本国語大辞典』も、(OED に倣って編纂していることもあり)、歴史的原理をとても重視しています。また中辞典クラスでは、米語辞典の老舗であるWebster系のうち1961年以降、つまりWebster 3e Unabridged(Web3), Merriam-Webster Collegiate Dictionary (MWCD), Webster New World College Dictionary (WNWCD) などが、「歴史的原理」を採用しています。(一方、Webster系から暖簾分けした American Heritage Dicitonary は、歴史的原理に則っておらず、私達の知る英和辞典と同じように、現代英語の語用頻度順に並べているようです)。
日本語における多くの英和辞典は、どれだけ語釈に詳しくとも、おおむね頻度順の方を採用していおり、歴史的原理を採用していません。ですから、敢えて手に取らない限り、多くの non-native の英語学習者は「歴史的原理を採用した辞書」を見たことがない場合があるわけです。この大きな違いを念頭におかずに、語彙数の多い辞書を買おう、とにかく詳しい辞書を手に入れよう、という一心で、知らずにOED や MWCD を手にとって、面食らってしまうことが大いにあり得ます。英語辞書のパワーというのは、語彙数だけではわからず、単線的ではない(ある段階から、編纂方針に応じて複相化している)、というわけですね。
このような「歴史的原理」に基く編纂方針があることを前提としたうえで、以下の点はぜひ気に留めておいた方が有益だと考えます:
- (1) 英和辞典や日常国語辞典を基準として辞典を眺めた場合、記述主義の方が比較的稀少な立場であること。
- (2) にも関わらず、詳細な情報を求めれば求めるほど、歴史的原理を採用している辞書を引く必要が生じることがあり(その最たるものが世界最大の英語辞典である OED )、その時に、歴史的原理ならではの読み方を押さえておかなければ混乱してしまうかもしれないこと。*38
ここまでで、英英辞典を評価する上で気をつけておきたいことを6点、取り上げたことになります。まとめましょう:
この6つの違いを区分けできれば、自分の今の英語実務/英語学習にもっとも適した辞書が何であるか、だいたい絞り込めるようになるはずです。
▼ OALD, LDOCE, COBUILD【英英-学習辞典】
[asin:0194799026:detail]
[asin:1447954203:detail]*44
[asin:0007580584:detail]
▼ 【英和-大辞典】(※不在)
※日本語圏における『日本国語大辞典』、英語圏におけるクラスのものは、実は存在しない、と言ってよいです。「大辞典」と称していることを真に受けてはいけません(それらはどんなに優れていても、概ね「中辞典」に属すると考えます。)
▼ 『リーダーズ大辞典(×リーダーズ・プラス)』『ランダムハウス大辞典』『研究社新英和大辞典』『英辞郎』【英和-中辞典】
[asin:4095101016:detail][asin:4767410266:detail]
[asin:4757424892:detail]*45
この中では『英辞郎』だけやや特殊な位置づけとなりますので、別立てで考えても良いかもしれません。*46それぞれ特性が異なりますが、英和の範囲で英語を検索する際には、このうちどれか1種類以上を持っているといいと思います。紙で持つか電子データでもつかは、各々の嗜好や端末事情に依るところが多いため、特にどれかに加担することはしません。……しかし、英語関係の実務で、ここに挙げたものを1種類も持っていないと、気づかない所で苦労させられる局面を避けがたくなります。少なくとも、英語圏の講読会・読書会に参加するような機会を持つ大学生・大学院生・社会人が、【英英-中辞典】【英和-中辞典】それぞれどれか1種類以上を持っていないというのは、特別な装備を何も持たずに山に登ろうとするような危うさがあります*47。紙/電子どちらでも良いですから、せめて【英和-中辞典】を1種類以上、できればさらに2冊目として【英英-中辞典】も即座に引けるような環境を揃えておくと、英語の語彙に関して悩むことはグッと少なくなるはずです。
また、ここに取り上げた英和中辞典は、さまざまにCD-ROM化・アプリ化されています。
[asin:B00KG88OQ8:detail]
www.monokakido.jp
▼『アンカーコズミカ英和辞典』『ウィズダム英和辞典』『ジーニアス英和辞典』【英和-学習辞典】
この辺りは何を選んでも同じくらい品質がよいものですが、特に大学生・ビジネス実務でもある程度まで実用に耐えるような拡張が施されたものとして、以下の3冊を挙げておきます。
[asin:4053011590:detail]*48
[asin:4385105731:detail]*49
ここまでで、日英の基本的な辞典についての紹介は終わりです。
以下は、補完的に利用することのできる日本語・英語の辞書について、幾つかのサブカテゴリを意識しつつ並べておきます。
▼ 【その他辞典:日本語編】
*50*51
[asin:4010777184:detail]
[asin:4385136726:detail]
[asin:4764106191:detail]
[asin:4062130947:detail]*52
▼【その他辞典:英語編】
おおむね「英英」→「英和」の順で並べています。一部、同じ本の邦訳を並べていることもありますので、ご注意ください。(英英と英和はニーズが大きく異なるため、そのような並べ方にしています。)
[asin:0801867843:detail][asin:054754944X:detail]
[asin:044024269X:detail]
[asin:0199640955:detail]
*53
[asin:0060891548:detail]
*54
[asin:4095110155:detail]
[asin:4469041742:detail]
[asin:4767431050:detail]
[asin:4872177606:detail]
[asin:4800236924:detail]
[asin:4385151709:detail]
上記辞書のアプリ版など:
*1:本記事を書いた後、Wikipedia英語版に英英辞典比較を行っている場所がみつかりました。本記事では取り上げなかった辞書も含めて、詳しい見出し語数や総ページ数の情報が書かれてあります。 https://en.wikipedia.org/wiki/Comparison_of_English_dictionaries この記事のような比較があるうえで、本記事の目標は、日本語/英英/英和という3カテゴリにおける辞書の規模の区分をクロスさせ、表にまとめるということにあります。
*2: (1) 成蹊大学文学部の辞書紹介 (大学生、特に英語学・英米文学研究の水準の学術パフォーマンスを要求される学生が英語に接する際に必要になるだろう情報がまとまっている。http://www.seikei.ac.jp/university/bungaku/british/students/major.html (2) 『くらすらん』の英語辞書紹介。2015年の秋にも最終更新があり、情報として新しい。英語だけでなく、国語古典・漢和辞典などについても紹介しているサイトで、紹介コメントも非常に確度が高い。特に本記事では取り上げなかった中学生用の英和・和英辞書について論じているので、もし本記事にたどり着いた保護者の方が、「子供に辞書を買ってあげたい」という目的をお持ちだった場合は、ぜひ『くらすらん』の記事を併せて参照されたい。http://nbataro.blog.fc2.com/blog-entry-42.html (3) 小田康之「英英辞典は必要か? ネットとPCを活用する」。英英辞典に関する、2004年時点でのかなり網羅的な評価が載っている。http://gaikoku.info/english/sessikata/2_dictionary.htm (4) 「学校で教えて欲しいおすすめ国語辞典の選び方・使い方・遊び方」『若き経済学者 in 南魚沼』(2014年03月)。学習国語辞典に関する適切な比較レビューが行われている。http://youngecon.com/fune-to-jisho-wo-amu/
*3:ただし、個人的によく活用している無料サービスも、ないわけではありません。たとえばiOS(iPhoneアプリ)のMerriam-Webster Dcitionary(実質的な Collegiate に該当する)は、時に広告が出てきますが、UIの使い勝手がそれなりによく、また語源含めてしっかりと調べられる良い辞書アプリとなっています。 また、「コトバンク」に紐づく日本語-中辞典類(『大辞林』『大辞泉』)は、そうした無料Webサービスに進出することで価値を高めている点もあるため、併記して紹介しています。
*4:ただし、印欧語関係については、「発音」を調べられるかどうかが一つの焦点となり、その点で最近の電子辞書は大きなメリットを持っている。
*5:これに関しては、2003年の4eの評判も相変わらずよいもよう。
*7:物理CD-ROMで手に入る第8版は2014年のもの。左記バージョンは公式サイトから download できる最新バージョンの数字を参照している。http://www.eijiro.jp/
*8:今のところ、【日本語-類語辞典】には角川類国しか入れていないが、東京書籍の『使いさばき辞典』(2e, 2014) の評判も良いらしく、内容を吟味したいと考えている。
*9:ロジェ・シソーラスは歴史が長いため、厳密には膨大な版数がある。自分が10年くらい前に入手した旧版は、一昔前によく電話ボックスに置かれていた電話帳より大きいものだった。今手に入る21世紀版はペーパーバックで安価である。
*10:実務レベルではほとんど必要にならないが、近代以前の英文に触れる職業(英米文学研究やその時代を前提とした文芸翻訳など)に関わる際は、必要になる。記述主義を取る Collegiate や OED系中辞典(COD, ODE, SOED など含む)を引く中で、英語史を考えていくのがよい。或いは余裕のあるときに英語史の概説書を読んでもよい。なお、英語の接頭辞/接尾辞/語幹などを分析したり、語源を追ったりしていくと、かなり多くの語がラテン語とフランス語から借用されていることが判明する。中世英語・中世ドイツ語・中世北欧語などの影響も少なからずあるものの、基本的には、ラテン語-フランス語-英語という遷移を経てきた単語がかなり多い。つまり、日本語において「漢文古文の語彙を習得する」ものに対応するのは、英米圏においては「ラテン語」「フランス語」の語彙の成り立ちと現代英語(Contemporary English)との間にある空白を自分で埋めていく、ということになるだろう。しかし、ラテン語文法やフランス語文法に足を踏み入れなければならない、というわけでもない。
*11:一般的なスタイルガイド
*12:新聞記者向け
*13:学術向け
*14:精選版でさえ大部な著作であるため、Ex-wordなどの電子辞書端末を導入することをおすすめする。ただし、『精選版日本国語大辞典』が初期インストールされているEx-wordは価格が3~4万円ほどするため、国語大辞典のみを必要とするユーザは、安めの端末と9000円の追加カードとを組み合わせることを推奨する。Exwordのハイエンドモデルについては、以前レビュー記事を書いた(→2015.07月記事)[asin:B007IX86EE:detail]
*15:『大漢和辞典』『広漢和辞典』『角川新字源』が、漢語文化圏における「大辞典」「中辞典」「学習辞典」に対応する。ただし、『広漢和辞典』は諸橋轍次『大漢和辞典』の精選版という位置づけであるため、中辞典ではなく大辞典の方に分類しておくことにした。 また、台湾『中文大辞典』や大陸中国『漢語大詞典』など、他の大漢和を含む漢字データベースについては、こちらの佐藤弘史の解説が参考になる: http://www.soc.hit-u.ac.jp/~satojin/?%E5%B7%A5%E5%85%B7%E6%9B%B8%E6%A1%88%E5%86%85
*16:また、『大辞林』『大辞泉』の系列は、それぞれ『大辞林第3版』と『デジタル大辞泉プラス』というバージョンが、Webサービス「コトバンク」にデータ提供を行っている。PCやスマホなどの端末に触れている人はすでに気づかないうちに頻繁に利用しているかもしれない。kotobank.jp
*17:電子辞書アプリとして、Google Play版 SOED, iOS/MacOSX版SOEDがある。https://play.google.com/store/apps/details?id=com.mobisystems.msdict.embedded.wireless.oxford.shorterenglish.full&hl=ja ,
*18:OED2e と Web3 については、以下の記事が参考になります:宮川 雅,2003,「辞書なんかのはなし(その1):いちおうアメリカ文学研究者の立場から」,『雅研』,2003年3月3日 http://www005.upp.so-net.ne.jp/occultamerica/talkondictionariesetc1.htm
*19:また、ネイティヴ英英中辞典として評価の高い MWCD に関しては、何千語とカッチリ決まっているわけではないようですが、総じて定義語が難しい傾向があるようです。
*20:The Bloomsbury Companion To Lexicography - Google ブックス, 173 などを参照
*21:ただし、COBUILD式のフルセンテンス記述は、近年は珍しいものではなくなってきています。それでも、項目の大半の定義でフルセンテンスを徹底しているのはやはり COBUILD だろうと思います。こうした観点を含む学習辞書比較についての細やかな違いは、以下を参照してください:中邑光男,2005,「学習英英辞書を比較する」『GCD 英語通信』38: 14-16.PDF版あり。http://www.taishukan.co.jp/gcdroom/gcd_tsuushin/pdf38/P14.pdf
*22:ODEは、正式名称が New Oxford Dictionary of English であることから、NODE と略される場合もあります。ちなみにODE 3eは、MacOSX(Mac専用OS)の中の「辞書.app」の中に標準実装されているため、App Storeから購入する必要はありません(2015年11月現在)。それ以外のWinその他のOSのユーザの方は、普通に買ってしまってOKです。
*23:SOED の方がより詳細ですが、SOED は紙の本としては2巻本になっています。そのため、一冊に収まっているODE が一巻本(a single volume)として世界最大となるわけです。もっとも、1961年に出た世界最大の“米語”辞典であるWeb3一巻 と現在のODE のどちらがより大きいのか、といったことを実際に確認しだすときりがないため、ここでは ODE が果たして本当に世界最大であるかは留保しておきたいところです。
*24:さらに詳細な略史については、英語版Wikipedia における "British National Copus" (英国国立コーパス)https://en.wikipedia.org/wiki/British_National_Corpus などに、経緯の一部が書かれていたりする。
*25:さらにイギリス英語に対応する英語中辞典が通常のODEです。初版の頭に New とついていたため NODE と略されることがありますが。つまり、OED≠ODE=NODE。ああーややこしや。そして、ODEの辞書を利用した米語中辞典が New Oxford American Dictionary (= NOAD ) で、ODE (=NODE) と少し違うものです。もっとも、あまり気にしないで ODE の要不要を考えるだけでよいかもしれない。
*28:もっとも、大きさという問題や、100年間続いてきた単巻の辞書が持つ言語=ナショナリズムの働きとを重視すれば、COD 10e 以降にも意味はあることになりますけれども。
*29:詳細:https://www.apstylebook.com/?do=product&pid=APW-917360-1
*30:MWCD を編纂しているのは Merriam-Webster社で、WNWCD を編纂しているのは同社ではなく、他の会社である。にも関わらずWebster の名が冠されているのは、19世紀のWebster氏の仕事があまりに大規模なものだったため、米国の辞書の代名詞のように流通してしまったという経緯があるためである。米語中辞典を探し求める際にこの点は混乱しやすく、注意が必要である。なお、現在のWNWCDの版権は2012年に John Wiley & Sons社からHoughton Mifflin Harcourt社(American Heritage Dictionary の版元)に移っており、【米語-中辞典】というジャンルの(OED系を除く)実質的な担い手は、Merriam-Webster社とHoughton Mifflin Harcourt社の二社となっている。2015年現在、この二社が新しい大学生向け中辞典を出しておらず、またそれぞれがWebデータベースの講読サービス(無料/有料どちらも)に力を入れていることもあるのか、この事実が大変みえづらくになっている。
*31:http://dd.dgacm.org/editorialmanual/ed-guidelines/style/spelling.htm
*32:これが単に比喩的な意味にとどまらず、本当にゲームのルールを規定するものとして用いられている例が存在します。英国のTVバラエティ番組 Countdown では、長らく COD が採用されていました。ともっとも、1990年代末に(N)ODE が登場し、COD の第10版 が (N)ODE の影響を受けてからは、番組内でも COD のルールブックとしての出来について見解が割れたらしく、紆余曲折を経て(N)ODE に切り替わってゆきました。この番組に関する採用辞書の年表としては、以下を参照:http://www.thecountdownpage.com/dictionaries.htm
*33:そして、そうした“ルールブック”的な辞書編纂の都合となると、ノン-ネイティヴにとっては関わりの薄い現象になります。にもかかわらず、そうした辞書も中型辞典として書棚や通販サイトに並んでいるわけです
*34:1950s-2000sまでの米国中辞典の文脈は、概ね 本家 Merriam-Webster社(Merriam-Webster Collegiate Dictionary (MWCD) を出しているのはここ), American Heritage Dictionary (AHD) を出している Houghton Mifflin Harcourt社, 色々な企業体により継承されてきた Webster New World College Dictionary (WNWCD) の“御三家”(?)に分けて考えればいいと思います。その上で、2012年までWNWCDの版権を持っていたJohn Wiley & Sons社から、Houghton Mifflin Harcourt社が版権を買収したとプレスリリースがあったようです。http://www.hmhco.com/media-center-old/press-releases/2012/november/acquisition-websters-culinary-cliffsnotes Houghton Mifflin Harcourt社はつまりAmerican Heritage を編纂している会社ですから、つまり“御三家”を出してきた団体のうち2/3が実質的に併合し、Merriam-Webster社 と Houghton社 の二強の様相を呈し始めているということですね。そしてその買収劇より遡ること4年前、Merriam-Webster社がついにWeb3 以降しばらくぶりの試みである Webster’s Fourth New International Dictionary (Unabridged) の編纂事業を開始したようです。 http://www.neh.gov/humanities/2009/julyaugust/feature/ain%E2%80%99t-the-truth もちろんMerriam-Webster社も Unabridged 版についてはすでにデータベースの有料講読サービスを始めており(→公式サイト ,14日間無料試読可)、今更紙で出す意味というのはかなりのところまで失われつつあるわけですが、いずれにせよ米語辞典の編纂事業が2000年代後半から2010年代前半にかけて次のターンに入りつつある動きが少しずつ見え始めているとはいえます。
*35:2015.11.18日最終更新。MWCD/WNWCDの区分に幾つか認識間違いがあったため、改めました。
*36:OEDが歴史的原理に基いていることについては、関山健治による1999年のWeb記事 が詳しい。http://sekky.tripod.com/oed.html また、この記事で書かれている「歴史的原理」と、「記述主義/規範主義」の区別とは、じゃっかん重なりつつも、種類の違う編纂方針である。OED や MWCD の編纂方針について関わるのは「歴史的原理」の方である。ただし、Webster 3e が編纂された時には、「歴史的原理」と「記述主義」の両方が採用されたことで大きな論争を生んだという。この転換点についての詳細は、堀田隆一の2011年10月11日の記事を参照。http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/2011-10-11-1.html
*37:宮川 雅,2003,「辞書なんかのはなし(その1):いちおうアメリカ文学研究者の立場から」,『雅研』,2003年3月3日 http://www005.upp.so-net.ne.jp/occultamerica/talkondictionariesetc1.htm
*38:この二点を押さえた上でなら、SOED や MWCD などの辞書を読み込むことは非常に有益です。語源や類語の学習を兼ねつつ、英米ネイティヴの新聞記事や学術論文等の語彙を調べ続けることができます。
*39:(=定義語がどの程度絞られているか、或いは絞られていないのか)
*40:(=フルセンテンス式をどの程度取り入れているか)
*41:(特に、OED/ODE/COD(9eまで)/COD(10e以降)の違い)
*42:(OED系における英語/米語の区別、また米国語辞典ではMWCD, WNWCD, AHD の違い)
*43:特に OED, ODE, MWCD, WNWCD など
*44:追記:LDOCE の中高生版として、Longman Active Study Dictionary of English (5e, 2010) がある。その上で、Longmanの LDOCE は、日本で留学を目指す大学生・大学院生にも応用が利くものであり、厳密には学習辞典と中辞典の間のゾーンに属するものと見てよいかもしれない。[asin:1408232367:detail [asin:4342103745:detail]
*45:書店よりも新しい、最新ライブラリの購入先は以下を参照:http://www.eijiro.jp/
*46:英辞郎は、見出し数だけで言えば200万項目を超えていますが、紙媒体を想定する必要がない頒布手段であるためか、用例辞典と通常の辞書見出しとを合成したようなところがあります。用例辞典的な部分から、辞書データとしての利便と用例部分とを省いて評価すると――それを英辞郎の評価と呼んでよいかはあやしいものがありますが――【英和-中辞典】に位置するくらいの詳しさがある、ということになります。
*47:脅すわけではありませんが、最悪、要求された読み書きの水準に達しなかったり、一時期の人生を棒に振ったりするかもしれません。OEDクラスの大辞典を持つ必要はありません。ですが、Webや無料アプリ等で誤魔化すことなく、いつでも参照できる英語中辞典環境を揃えることを、できるだけ早いうちに仕上げておくことを強く推奨します。それが最終的に、時間の浪費を防ぐことにも繋がるはずです。もちろん、この点をしっかり押さえられていたとしても、それだけでは、文法/語法(言い回し)/語彙という語学の三本柱のうち1/3しかカバーできません。文法や語法にも不安がある場合は、そちらもしっかりと修練していく必要はあります。このエントリ以外の別の機会で補完したいと思います。今まで書いた記事としては、以下の2つを参照してみてください。tricken.hatenablog.comtricken.hatenablog.com
*48:ちなみに、第3版以前と比べて評判の悪かった『スーパーアンカー英和辞典』第4版は、2015年12月に第5版をリリースする。『スーパーアンカー』自体の良い所は『アンカーコズミカ』に継承されているので、一応注目しておきたいところ。[asin:4053038340:detail]
*49:ちなみに、ウィズダム英和/和英はMacOSXの「辞書.app」に標準搭載されている。紙版を購入したいと思っているMacユーザの方はご注意を。
*50:『てにをは辞典』の続編として、『てにをは連想表現辞典』が2015年に出版された。第一冊の『てにをは』との違いは、結合語(コロケーション)よりも若干類語(シソーラス)寄りであること。ただし、類語的にも読める側面もあり、厳密な位置づけを言うのは難しい。類語辞典としては後述する『角川類語国語辞典』という名著があることもあり、『てにをは辞典』のファンでない限りはひとまず保留しても構わないかもしれない。
*51:この角川類国は、漢語に関する言い換えを含む。そのため、{国語辞典・漢和辞典・古語辞典・カタカナ語辞典}など複数の日本語辞典と深いかかわりがある。なお、講談社の青い類語辞典は、分類が独自過ぎるためあまりおすすめしない。
*52:旧版の朝日文庫版が有名。どのような文が「悪文」であるかについての解釈が優れている。また日本語学者の三上章の議論を応用した作文技法の話が、統語論として卓越している。ただし、繰り返し引用される朝日新聞関係のルポルタージュの方向性については、鼻白むこともあるかもしれない。それは本多勝一というノンフィクションライターの立ち位置を差し引いて、プロパガンダを中和しながら読み進める必要がある。
*53:第4版の紙版に紐付いている第1版は安いが、注意していただきたい。このKindle版はすでにパブリックドメインに入っており、無料で入手可能である。つまり、購入せずとも手に入る。The Elements of Style by William Strunk - Free Ebook また、このパブリックドメイン版の邦訳版(この版もまた著作権放棄がされておりパブリックドメインに入っている)も存在する。http://www.kt.rim.or.jp/~hisashim/elementsofstyle/elementsofstyle.ja.html 翻訳は森田 尚(2005)による。したがって、最新版である第4版を購入するなら、Kindle ではなく ペーパーバックで、購入する必要がある。筆者自身、2015.11.18(21:00)まで気づいておらず、誤って1eをKindleで購入してしまった。皆さんも気をつけて頂きたい。この現象については、2014年12月30日に@liliput さんが論じた「【悲報】amazonの書誌情報管理がマジクソな件について」(『図書館学徒未満』) http://lovelibrary.hatenablog.com/entry/20141230 で言及された現象が、2015年11月現在においてもこの Elements of Style の1e/4e間においても生じてしまっている、ということになる。
*54:オンライン版あり。オンライン版は無料閲覧可。http://www.chicagomanualofstyle.org/16/contents.html